saltyの備忘録

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【シューカツ!】新卒切符の力は絶大だけど内定はゴールじゃない

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こんにちは!

 

今回は今月よんだ「シューカツ!」という本の感想を書いていこうと思います。

 

石田衣良さんによる著書で、就活に奮闘する学生について書いてある小説です。

 

とても読みやすく、どんどんとても楽しく読むことができました。

 

その中でいろいろと感じることがあったので備忘録として、残しておこうと思います。

 

就活を終えた学生、または就活がこれから始まる学生はぜひ読んでみてください。

 

では、いきましょう!

新卒切符の力は絶大

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1つ目に、新卒切符の力の大きさを改めて感じました。

 

中途から大企業はかなり難易度高い

日本では中途から大企業に入ることはかなり難しくなっているそうです。

 

そのため、新卒で大企業に入れた人と入れなかった人で格差が生じてしまうこともあるんだなと感じました。

 

最近はあえてベンチャーを選ぶ人、裁量権の多い会社を選んで力をつける道を選ぶ方も増えているので、一概に大手がいい!とは思いません。

 

しかし、なんのビジネススキルもない大学生が卒業後に大企業に入れるのは、よく考えてみるとすごいことだなあと感じました。

 

新卒切符をどう使うかが大事そう

もちろん企業側にも会社としての文化の生成などメリットがあると思います。

 

しかし、とてつもない育成のコストがかかることを考えると、新卒切符の力ってすごいなと改めて感じます。

 

またこの新卒切符の使い方をどうするかって日本ではめちゃめちゃ大事だなと感じました。

 

場合によっては生涯年収変わりますもんね。。。(笑)

 

新卒切符を逃した時のギャップの大きさ

新卒切符の力が強いということは、それを逃した時の反動も大きいということです。

 

運の部分で難易度が変わってくる

この本の中でも、就職氷河期に就活を行い、志望していた会社に入れなかった方の描写がありました。

 

そこで感じたのは、生まれた年によって就活の難易度が変わるにも関わらず、新卒切符を逃すとすごい格差が生まれるんだなということです。

 

仮に同じレベルの学生だったとしても、経済の状況によっては大企業に入れるときと入れないときがあります。

 

生まれる年なんて自分でコントロールできないのに、それで人生の大きな選択に差が出るのはきついなあと感じました。

 

コロナでも業界によっては大ダメージ

そして、21卒22卒の就活もコロナによる影響が出ています。

 

航空や旅行業界は新卒採用を見送っていますし、飲食なども採用を減らしています。

 

逆にITやコンサルは採用が増えているみたいですね。

 

こんな感じでその学生の志望業界によっても就活難易度は変わってきてしまいますよね。

 

学生としてはどうしようもないですけど、やっぱりやるせなく感じてしまう部分は大きいんだろうなと感じました。

 

実際傷跡として残る

また、一度無職を経験してしまうと、それが傷跡として残って、収入に影響を与えることも研究によって明らかになっています。

 

経済ショックによる無職などは正直運の部分があるので、ほんとにきついなあと最近すごく感じます。

 

なので、会社に頼るんじゃなくて、自分でいろんな収入源を確保できるようにしておくことが今後大事になっていくんだろうなととても感じています。

 

最終面接のプレッシャー

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急に話が変わりますが、3つ目は最終面接のプレッシャーの大きさです。

 

一つのミスで崩れることがある

この本の中でかなり印象的だったのが、最終面接までほぼ完ぺきにこなしてきた主人公が、役員の一つの質問で崩れてしまうシーンです。

 

自分も数回最終を経験しましたが、オンラインでの面接だったのであまり緊張しませんでした。

 

しかし、実際にオフィスを訪ねて、面接官を前にしていたら吐きそうなくらい緊張していたと思います。

 

最初から意地悪な面接官もいる

さらに、最初から意地悪な面接官もいるのでたちが悪いです(笑)

 

自分もこの人落としに来てるなあって感じる面接官に何度かあたりました(笑)

 

自己紹介せずに面接始めたりとか、深堀の質問してなかったりとか、ずっと無表情の人とか、いろいろいました。

 

この本にも厳しい質問をバンバン飛ばしてくる面接官などいろいろと登場します。

 

主人公のそれへの葛藤や対応などもすごい面白いなと思いましたね。

 

面接官演技している説

ただ、最近Utsuさんの動画をみて、そういう面接官って演技しているだけなのかもなと考えるようになりました。

youtu.be

 

評価の高い学生が本当にその評価通りなのかを試したり、ストレスチェックのために演技をしたりするそうです。

 

ビジネスの場では結構演技をすることが多いそうなので、それを見破れなかった自分もまだまだだなあと感じました。

 

内定がゴールじゃない

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最後に強く感じたのは、内定がゴールじゃないってことです。

 

本の中で主人公がOBOG訪問をするシーンがありました。

 

その中で多くの就活生が志望している会社で働いていても、仕事の業務が楽しくないと悩んだり、転職しようかまよったりしている社員と出会います。

 

その場面から、その会社に入ってからどうしていくかが大事なんだなと感じました。

 

当たり前だろー!って感じですかね(笑)

 

やっぱり就活をしていると会社に入ることが目的になってしまう面もあるのかなって就活してみて感じました。

 

なので、改めてその考え方に触れられたのはよかったです。

 

会社に入ることは一つの手段でしかないっていう視点はとても大事だなと思いました。

 

まとめ

「シューカツ!」を読んで感じたこと
  • 新卒切符の力は絶大
  • でもそれを逃した時の反動が大きすぎる
  • 生まれた年によって変わる就活難易度は厳しい
  • 対面の面接のプレッシャーはやばそう
  • 意地悪な面接官もいるけど、あえて演技をしているかもしれない
  • 内定がゴールじゃない
  • 会社は手段の一つ

今回は、「シューカツ!」を読んで感じたことをまとめました。

 

自分の感想ばっかりだったので、あまり面白くなかったらごめんなさい。

 

とても面白い本でしたので、ぜひ一度手にとってみてほしいなと思いました。

 

今月はかなり本が読めたので、どんどん感想や学びをまとめていきたいなと思います。

 

いつかおすすめの本もまとめていきますね。では!