saltyの備忘録

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幸福になるための3つの資本と戦略

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こんにちは。

 

今回は先月読んだ「幸福の資本論」の感想を書いていきたいと思います。

 

この本結構面白かったです!幸福になるためにはどうしたらいいのかをかなり論理的にまとめている印象を受けました。

 

体形的にどうやったら幸せになれるかを考えたい人におすすめです!

 

さっそく感想や学びをまとめていきます!

人的資本・社会資本・金融資本がある

まず、人が持つ資本として人的資本・社会資本・金融資本があります。

 

これらの資本を使って自分たちは生きているそうです。

 

これらの資産のどれかを持っていることができれば何とか生きていくことができます。

 

人的資本

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人的資本は、自分自身のことになります。

 

例えば、アルバイトでお金を稼ぐのは自分の人的資本をお金に換えていることになります。

 

サラリーマンとして働いている方も同じですね。

 

社会資本

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社会資本は、人や家族などの交友関係のことです。

 

これはお金に換えることもできますが、幸福を生み出す源泉になります。

 

SNSを通じてマネタイズをすることは社会資本を使ってお金を作っていることになります。

 

また、友人や恋人と過ごすことでリラックスしたり、幸せを感じたりするのは社会資本を幸福に変えていることになります。

 

金融資本

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最後は金融資本です。

 

これは株式や投資信託、不動産などです。

 

みなさんが資本と聞いてイメージするものと合致するのではないでしょうか?

 

金融資本はお金をつくるために主に使われます。

 

幸福の源泉は社会的資本

この本で心に残ったのは幸福に直結するのは社会的資本ということです。

 

ポア充

この本ではポア充という、お金はないけれど地元の仲間とのつながりを使って楽しく生きている人たちが例に挙げられていました。

 

この方たちは社会的資本をつかって生活をしているのです。

 

特に狭いコミュニティである地方や田舎の街や村に多く存在します。

 

この方たちの問題は、その地域でハブられてしまうと人的資本が0になってしまい、ほとんどすべての資本がなくなってしまうのです。

 

こうなってしまうと貧困に陥ってしまう可能性が高まります。

 

お金持ちは社会的資本が薄くなる

逆にお金持ちは社会的資本が薄くなりがちだそうです。

 

これはお金でいざこざに巻き込まれてしまうことが原因になっています。

 

いざこざに巻き込まれるたびに人を疑いがちになっていきます。

 

また、社会的資本が薄くなってからだまされて金融資本がなくなってしまうとかなりきつい状態になってしまいます。

 

なので金融資本と人的資本が多くあるだけの人も幸せになれるとも限らなそうですね。

 

仕事にすべてをささげると老後が危険

また人的資本に依存して、社会資本と金融資本をないがしろにしていると老後の際に困ることになるそうです。

 

これは仕事を引退したと同時に人的資本がなくなってしまうからです。

 

そして、仕事に多くの時間を割いて社会資本と金融資本を育ててこなかった人は、金銭的にもきつくなりますし、社会資本がないので幸せも感じにくくなってしまいます。

 

なのですべての資本を程よく持っていることが大切になってきます。

 

社会的資本が多すぎても人間関係で悩む

幸せになるためには社会的資本が直結していると書いてありましたが、社会的資本が多すぎても人間関係での悩みが多くなります。

 

「嫌われる勇気」という本の題材になったアドラーは、「人間のすべての悩みは人間関係から生まれる」といっています。

 

そのためかかわる人が多すぎてもその管理に苦労することになってしまいます。

 

何事もバランスが大事になってくるということですね。

 

おすすめされてる人生戦略

ここまで3つの資本の効果等について書いてきましたが、著者は幸せになるための資本のバランスについても書いていました。

 

夫婦共働きが最強そう

人的資本に関しては夫婦共働きで長く働いていくことをお勧めしていました。

 

手取りの面からみても一人で1000万稼ぐより、夫婦で500万ずつ稼いだほうが効率がいいです。

 

また、片方が病気等で一時的に働けなくなったとしても、もう一方がその間に働くことができるので、リスク分散をすることができます。

 

金融資産もこつこつ育てる

そこからこつこつ金融資産も育てるほうが人的資本がなくなったときに安心です。

 

最近は簡単にだれでも金融資産を作ることができるので毎月の給料からこつこつ積み立てをしていきましょう。

 

確実ではありませんが、積み立てNISAをやれば老後に2000万程度作ることが可能です。

 

これで急に働けなくなってもお金には困らないのでさらにリスクマネジメントになります。

 

また、年金を繰り下げ受給するのも結構割のいい投資になるそうです。

 

人的資本を70歳程度まで継続しつつ(できれば最後まで働く)、こつこつ金融資産を積み立てて、年金を繰り下げ受給すれば、人生のお金の心配はだいぶ軽減されます。

 

社会資本はほどよく絞る

社会資本はほどよく絞ることをお勧めされていました。

 

家族や恋人と仲の良い友達数人がいいのではないかと書いてありました。

 

何かの本で人は15人までしか深い関係を築くことができないと書いてあったので、そうなのかなあと思っています。

 

自分は最近は人間関係が狭くなっている傾向にあるなとは感じています。

 

将来的には心地よい人間関係の中で生きていきたいなっていうのが本音のところですね。

 

人生はトレードオフ

この本を読んで改めて感じたのは、人生ってトレードオフが多いなと思いました。

 

何かの本で、「健康」「家族」「仕事」「友人」の中で、何か一つを優先するには何か一つをあきらめないといけないと書いてありました。

 

確かに仕事でバリバリ働いて、友人とゴルフや飲み会に時間を割いている方は、健康と家族がおろそかになってしまっている方が多いかもしれないですね。

 

自分は健康は死守していきたいなと思っていて、家族、仕事、友人は程よくバランスをとっていけたらいいなと思っています。

 

結婚するまでは仕事に割と比重を置くかもしれないですね。


今回は、幸福の資本論をよんで学んだことと感じたことをまとめました。

 

人生100年時代の戦略って難しいなって思います。

 

この本に書いてある3つの資本をうまく使って、自分なりに幸せだなと感じられる人生を歩んでいきたいですね。

 

また、この本のほかに「転職と副業の掛け算」という本も読んだのでそちらについても後日まとめていきたいなと思います。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました!